繋がる～命～

昨年から育ててきた54匹のカブトムシの幼虫がどんどん成虫になり、
今年度は年長さんに一人ずつケースを準備して、
時には週末は自宅に持ち帰ってご家族と一緒に飼育していきました。
飼育していく中で、命と向き合う機会もありました。
毎日自分のカブトムシを観察していた
ある日
自分のカブトムシが亡くなっている事に気付いたのですが、
職員が一緒に気付いてあげることが出来ず、
その日に土にかえしてあげることが出来ませんでした。
その子は家に帰って悲しかった思いをお母さんに伝えてくれたので、
私たちにお知らせ頂きました。
子ども達と「命」とどう向き合うか改めて考える
共育ちの機会となりました。

メスのカブトムシを育てていた子が
「あのね　僕赤ちゃんほしいんよね」
そうかぁ
その願いを達成するためには・・・と
あかちゃんが欲しい人は
オスとメスの2匹を育てる事になりました。
しばらくすると
ケースの中に卵を発見しました。
いくつも出て来て、育てていた子も大喜びです。
そして、沢山の幼虫が育った大きな衣装ケースを覗いてみると、
そこにも沢山の卵を発見しました。
先日、再び中を覗いてみると全て幼虫にかえっていました。
その数はなんと143匹!頂いた幼虫の数以上の命が生まれ、またすくすくと育っています。
命のつながりを実感しました。




この幼虫を今後どのように子ども達と育てていくのか。
子どもたちは会議をしています。
「木の根っこに埋めてあげよう」
「自分で育てたい」
「広いところがいいかも」
「公園は?」
「誰かにみつかるかも」
「お父さんとおお母さんがいるところがいいよ」
「保育園で生まれたから保育園がお家だよ」

ずっーと
こどものはなしを聞いていたい!
どうなることでしょう