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2020年07月01日

「ぼく、ずっーと保育園に来たかったんだ!」
新型コロナ感染症拡大予防の緊急事態宣言解除になって、
6月から登園を始めた初日の年長児の言葉です。
 
「命を守る」為に、感染しない!拡げない!事を前提とし、
目に見えない感染症に対して恐怖と不安と緊張感をもって
保育園を開園し続けている私たちにとって、
肩の力がぬけ本来の保育園の役割を再確認した心から嬉しい言葉でした。
保育園は、保育が必要な子どもの居場所です。
二番目のお家です。
子どもの成長に欠かせない『遊び』と『生活』の場所です。
現在も、新しい保育園生活の仕方を模索中ですが、
今まで「○○しなければならない!」と思っていたことが、
案外そうでもなかったり、
必要な事がより見えてきた6月でした。

ご家族が園内に入らない送迎は、
子どもたちの気持ちの切り変えに、大人の都合(出勤に間に合わなくなる)ではなく、
その子に必要な時間と場所で「自分できめる」事が出来るようになっています。
乳児を部屋まで連れていくのは、職員の負担を覚悟していましたが、
クラスの保育者以外の保育者とも子どもが自分で自分の居場所に向かっていきますし、
荷物は幼児の子たちが「○○ちゃんは、風組だよね」といい、
宅急便ごっこ遊びをしながら部屋まで運んでくれます。
関わりが増える事により、大好きなお兄ちゃんお姉ちゃんも出来ました。
朝だけでなく園内で見かけたら「○○ちゃん可愛い!」「○○ちゃんが、歩けるようになった!」と、
どの大人も子どもも関心が深まり、協同する事で以前より仲良しになっているように感じます。
ご家族の皆さんが朝の準備を一緒にしていたロッカーや持ち物の整理整頓
職員も「それは、お家の人の仕事!」と任せっきりにしていたことに気が付き
子どもと一緒に確認し整理整頓する時間を作るようになりました。
朝夕のご家族の皆さんとクラス担任とのわずかな時間での、
お子さんについての情報交換がなくなり、
伝達ミスも相次ぎ、
大切なコミュニケーションだったことに気が付きました。
さぁ 新しい生活には新しいコミュニケーションの取り方も
考えていきましょう。

子どもたちには「○○が出来なくなった」ではなく、
「○○するには、どうしたら良いか?一緒に考えよう」という
新しい関係づくりの方法と、
今の私たちにできる最善の方法を考え
行動する大人!困難に立ち向かう大人!の姿を見せていきたいと思います。
ご家族皆さんのお知恵(提案)を頂けたら幸いです。
本格的な夏を迎えます。
いつもの夏ではなく、感染症予防を考えながらの過ごし方を工夫しなければなりません。
さあ!あさひ保育園では

密閉、密集、密接」の三密を防ぎながら
「親密・信密・心密」を深める
生活をはじめます!